http://www.numdam.org/article/PMIHES_1985__61__5_0.pdf
\tau関数の例
p_1,\ldots,p_mを0でない絶対値1未満の複素数とし、p_i^2が相異なるとする。
\lambda_1,\ldots,\lambda_mを0でないとする。
W=W_{p,\lambda}を単位円盤の原点以外で正則で原点でたかだかm位の極をもち、f(-p_i)=\lambda_if(p_i)を満たす関数たちの空間の閉包とする。
これに対する\tau_Wを計算する。
まずA:H_+ \to H_-でグラフがW_{p,\lambda}となるものを求める。
f \in H_+に対してA(f)=\alpha_1(f)z^{-1}+\cdots+\alpha_m(f)z^{-m}であって、
f+A(f) \in W_{p\,lambda}であることが条件。
W_{p,\lambda}の定義から、各\alpha(f)は\beta_i(f)=1/1(\lambda_i^{1/2}f(p_i)-\lambda_i^{-1/2}f(-p_i)}の一次結合である。